1 生活・環境
施策3 防犯・交通安全
施策の基本方針
市民、地域、関係機関、関係団体との連携による犯罪と交通事故が少ない安心安全なまち
市民や防犯・交通安全関係団体、警察等と連携し、犯罪と交通事故が少ないまちづくりを推進します。
現状
- 新発田市防犯組合や各地区で組織されている防犯連絡協議会に支援を行い、自主的な防犯活動を促進しており、各地区の防犯連絡協議会では、子どもたちの登下校の見守り活動などを実施しています。
- 不審者情報や特殊詐欺の情報については、警察からの情報提供を受け、新発田あんしんメール、市ホームページ、FMしばた、SNSなどを通じて、迅速に情報提供を行っているほか、小・中学校などへの情報提供を行い、注意喚起や安全確保に努めています。
- 防犯に向けた環境整備として、犯罪の発生する可能性が高い市街地等へ防犯カメラを設置したほか、自治会、私立幼稚園・保育園・こども園、商店街等を対象として、防犯カメラの設置に係る支援を行っています。
- 交通事故の防止に向け、交通安全教室や街頭指導、意識啓発のためのイベントなどを実施しており、子どもの交通事故発生件数は大きく減少しています。
- 高齢者を対象とした交通安全教室では、長く安全に車を運転してもらうために補償運転※1を推奨するとともに、自身の身体機能の低下を認識してもらうための参加型・体験型の教室を実施しています。
- 高齢者運転免許証返納支援事業の実施など、運転免許証を自主返納しやすい環境の整備に努めています。
関連する個別計画・条例
- 新発田市交通安全条例
- 新発田市交通安全対策基本方針
- 新発田市交通安全実施計画
※1 補償運転:自動車の運転に際し、心身の衰えによって危険が生じるのを避けるための安全運転のことであり、夜間や雨の日の運転を控えたり、長距離運転を控えたりすること
課題
- 各地区の防犯連絡協議会の活動内容は、地域により差があることから、犯罪を起こさせない地域づくりを目指し、活動を強化するための連携や支援を行うことが必要です。
- 防犯に関する意識啓発や多様化する消費者相談等に対応するため、相談体制の強化や相談員の資質向上が求められています。
- 振り込め詐欺等の特殊詐欺については、年々手口が巧妙化していることから、被害にあわないよう、警察からの情報を迅速に市民に伝えるとともに、引き続き市民周知を行うことが必要です。
- 平成30年の新発田市内の交通死亡事故の犠牲者はすべて高齢者であることから、高齢者への交通安全教育の徹底や、運転に不安を感じている高齢者が免許返納しやすい環境づくりが必要です。
- 交通安全教育の中核となる交通安全指導員の確保や育成に、継続して取り組んでいくことが必要です。

小学校での交通安全教室
施策の展開
1 市民、地域、防犯連絡協議会などの関係機関・団体と連携した防犯対策の充実
主な取組
- 自主的な防犯活動を促進するため、新発田市防犯組合や各地区で組織する防犯連絡協議会へ支援を行うとともに、地域、学校、警察、市の連携強化を図ります。
- 不審者情報や特殊詐欺の情報は、新発田あんしんメールやホームページ等により、迅速に防犯情報を提供するとともに、より多くの市民に情報を提供するため、新発田あんしんメールの登録について継続して呼びかけを行います。
- 振り込め詐欺等特殊詐欺にあわないため、留守番電話機能の利用や防犯機能を備えた電話機器の設置のほか、誰かに相談することの大切さについて周知を行います。
- 自治会、私立幼稚園・保育園・こども園、商店街等を対象に、防犯カメラの設置に係る支援を行います。
主な事業
防犯対策事業
目標値
2 警察や交通安全協会などの関係機関・団体と連携した交通安全対策の充実
主な取組
- 交通事故防止に向けて関係機関・団体が連携し、子どもや高齢者といった交通弱者への交通安全教室や各季の交通安全運動での街頭指導、意識啓発のための世帯訪問、安全・安心フェスティバルを実施します。
- 交通安全教育の中核となる交通安全指導員の確保や育成に継続して取り組みます。
- 警察、道路管理者、地域、教育委員会、市が合同で小・中学校の通学路点検を継続して実施していきます。
- 園児が保育中に集団で移動する経路の安全を確保するため、警察、道路管理者、幼稚園・保育園等、市が連携して検討を進めます。
- 高齢者への交通安全教室では、補償運転を推奨するとともに、自身の身体機能の低下を認識してもらうための参加型・体験型の講習等を実施します。
- 高齢者の免許返納について、きっかけづくりや返納を促す取組を継続して行います。
主な事業
交通安全対策事業、交通安全施設整備事業、高齢者運転免許証返納支援事業
目標値

街頭での交通安全指導

交通安全などの意識啓発を目的とした安全・安心フェスティバル