1 生活・環境
施策4 道路
施策の基本方針
安全で強靭な道路による暮らしやすいまち
計画的な修繕や適正な管理により、道路利用者の安全性や快適性の向上に努め、市民にとって暮らしやすいまちづくりを進めます。
現状
- 道路や橋りょう等は、市民生活や経済活動を支える重要な社会基盤であるものの、老朽化が進行しています。
- 道路は、緊急性の高いものから修繕を行っているほか、舗装・側溝の修繕、除草等を毎年度実施し、道路施設の適正管理を行うとともに、道路空間のバリアフリー化に努めています。
- 市民生活を支える都市計画道路※1の整備や市道の改良を着実に進めており、平成30年度の都市計画道路の改良率は84.0%、市道の改良率※2は82.2%と、ともに目標を達成しています。
- 橋りょうは、長寿命化修繕計画に基づき、修繕を進めています。
- 冬期間の道路利用者の利便性・安全性の向上に向け、既存の消雪施設の更新を最優先に取り組んでいます。
関連する個別計画・条例
- 新発田市まちづくり交通計画
- 新発田市橋梁長寿命化修繕計画
- 新発田市都市計画マスタープラン
※1 都市計画道路:都市の骨格を形成し、安心で安全な市民生活と機能的な都市活動を確保する道路で、都市計画法に基づいて計画された道路
※2 市道の改良率:市道の車道幅員を原則4m以上に整備した改良済道路の割合(改良率=改良済道路延長/道路全延長)
課題
- 市街地内を通過する交通量を抑制し、交通の円滑化や安全性の向上を図るため、外環状道路※3の整備や拠点間のアクセス強化が求められています。
- 道路による都市の安全性と快適性を確保するため、狭あい道路の解消や、通行しやすい・除雪しやすい道路の整備が求められています。
- 道路や橋りょう等の構造物や附属物の老朽化が一層進行するなかで、道路パトロールや市民からの情報提供のほか、SNSを活用した情報収集等も検討し、緊急性と安全性を見極めたうえで、適切で効率的な整備と維持管理を行っていくことが必要です。
- 消雪施設は順次更新を進めているものの、整備が間に合わない状況であり、路線によっては機械除雪で対応していく必要があります。

4車線化が進む国道7号(小舟町交差点付近)
※3 外環状道路:国道7号、新発田南バイパス、[都]五十公野公園荒町線、[一]八幡新田島潟線からなる、市街地の外縁部を環状に結ぶ幹線道路
施策の展開
1 安全で快適な道路空間の整備と、骨格となる道路網の強化
主な取組
- 生活道路や地域間道路などの改良等により、市民の日常生活の安全性や快適性の向上を図ります。
- 地域要望や通学路等の交通安全点検により、危険箇所の解消に向けた整備を行います。
- 都市間道路や地域間道路だけでなく、重要物流道路※4や緊急輸送道路※5の整備を促進するため、各整備促進協議会等を通じて積極的に要望活動を行います。
主な事業
市道改良整備事業、新発田市国県道整備促進協議会運営事業
目標値
2 道路の適正管理と長寿命化
主な取組
- 国や県など関係機関と連携し、道路や橋りょうの効果的な老朽化対策と適切な維持管理を行います。
- 冬期間の通行確保のため、適切な除雪・融雪を行います。
主な事業
橋りょう修繕事業、道路維持管理事業、除雪
目標値

改良した一般県道紫雲寺菅谷線

修繕前と修繕後の東柳橋
※4 重要物流道路:高速道路や国道、地方道のうち、空港や港などの物流拠点と都市を結ぶ国内の物流網の要となる重要な道路であり、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するとともに、災害時には国が最優先で復旧にあたる
※5 緊急輸送道路:災害などの異常事態に、避難・救助や物資供給などの応急活動のために、緊急車両の通行を確保すべき重要な路線で、県・市町村の庁舎、救援物資等の備蓄地点などの防災拠点を連絡する道路