1 生活・環境
施策7 生活環境
施策の基本方針
廃棄物等の適正処理により、清潔に保たれた住みよいまち
公害を防止し、市民の健康を保護するとともに、廃棄物の減量化や適正処理を推進し、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ります。
現状
- 市民の快適な生活環境を確保していくため、主に悪臭を中心とした公害対策や騒音、振動公害の対応を行っているものの、特に悪臭公害については、効果が上がっていない状況です。
- 環境負荷の軽減を図るため、一般廃棄物の分別と減量化に取り組んでいるものの、近年の排出量は横ばいとなっており、特に紙ごみと事業系廃棄物が減っていない状況です。
- 不法投棄ごみの回収量は年々減少傾向にあるが、処理費用のかかる家電製品や廃タイヤ等の不法投棄がなくならず、大クリーン作戦によるごみの回収や、不法投棄防止のためのパトロールを実施しています。
- 少子高齢化等の影響により、管理の行き届かない空き家や空き地が増えており、空き地の適切な管理や除草等の依頼が増えています。
- 自治会等で取り組む道路側溝の清掃は、補助金の交付等の支援を実施しており、ニーズは増加傾向にあります。
- 狂犬病に対して予防接種の実施を行っているものの、危機感が希薄なため、本来100%であるべき接種率が伸びていない状況です。
関連する個別計画・条例
- 新発田市環境基本計画
- 第2次一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
課題
- 一般廃棄物では、家庭生ごみ収集の費用対効果を考慮した事業展開が求められているほか、昨今のマイクロプラスチック問題に対応するため、プラスチック処理の加速化やレジ袋の減少施策の展開が必要です。
- 不法投棄に対しては、パトロールの強化や不法投棄禁止の看板の設置などにより、引き続き不法投棄の防止に取り組んでいくことが必要です。
- 道路側溝清掃の支援については、高齢化等を理由に要望地区が増えており、下水道接続を含めた対策や支援方法の検討が必要です。
- 狂犬病に対しては、発生リスクの再啓発を行うとともに、数年間接種していない悪質な飼い主への指導強化が必要です。

ごみの不法投棄防止看板
施策の展開
1 ごみ排出量の抑制
主な取組
- 年間一人当たりのごみ(リサイクルに回している資源ごみを除く)の排出量を抑制するため、ごみの発生抑制や分別についてさらなる周知を進めます。
主な事業
可燃ごみ・不燃ごみ収集処理事業
目標値
2 3Rに関する意識啓発の推進
主な取組
- 市民等に3R(リデュース、リユース、リサイクル)に関する意識啓発を行い、特にリサイクル率の向上を推進します。
主な事業
資源ごみ収集処理事業、家庭生ごみ堆肥化推進事業、し尿収集処理事業
目標値
3 環境美化の推進
主な取組
- ごみのポイ捨てをなくするために、不法投棄防止の啓発を進めます。
主な事業
環境美化推進事業
目標値

藤塚浜クリーン作戦の様子

グリーンカーテンの取組成果