2 健康・医療・福祉
施策3 地域医療
施策の基本方針
適正な医療が受けられる健康長寿のまち
かかりつけ医の推奨などによる適正受診や国民健康保険の安定運営に向けた医療費の適正化等を推進し、市民が安心して適切な医療を受けることができる健康長寿のまちを実現します。
現状
- 市内には医療機関が138施設(平成31年4月現在)あり、かかりつけ医による日常的な疾病に対応する一次医療から、高度医療に対応する三次医療までの役割分担と連携により、地域の医療体制が支えられています。
- 県立新発田病院内には、「地域連携センター」が設置され、地域の医療機関との連携や市民への医療情報の提供等を行っています。
- 市と医師会、歯科医師会、薬剤師会などの関係機関や関係団体とが連携を図り、市民の適正受診に向けてかかりつけ医定着への普及・啓発を推進しています。
- 新発田地区救急診療所や休日救急歯科診療所、病院群輪番制※1病院運営を支援し、一次・二次救急医療体制※2を確保しているほか、公開地理情報を活用し、医療機関の場所を公開しています。
- 新発田市データヘルス計画に基づき、国民健康保険特定健康診査・保健指導等を実施するとともに、ジェネリック医薬品の普及促進等による医療費の適正化に努めており、国民健康保険及び後期高齢者医療被保険者一人当たりの医療費は県内でも低い水準となっています。
- 平成30年度から国民健康保険制度の見直しがされ、県が国民健康保険財政の責任主体となったことにより、安定的な市町村国民健康保険運営が可能となりました。
関連する個別計画・条例
- 第3期新発田市特定健康診査・特定保健指導実施計画
- 第2期新発田市データヘルス計画
※1 病院群輪番制:救急医療を実施している病院が、当番日を決め、休日の重症救急患者の医療を行うもの
※2 一次・二次救急医療体制:救急医療は、以下の3つに区分される
一次救急医療…外来受診で比較的軽症な方が対象
二次救急医療…入院治療を必要とする重症の方が対象
三次救急医療…高度医療を必要とする特に重篤な方が対象
課題
- 必要な時に安心して医療を受けるため、かかりつけ医を決めるなど、適正受診についてより一層の周知が必要です。
- 市民が適切な医療を受けることができるよう、関係職種が疾病予防などの視点を重視し、それぞれの役割を発揮するための連携を強化していくことが必要です。
- 国民健康保険運営のさらなる安定化のため、これまで以上に被保険者の健康増進や医療費適正化の積極的な事業展開が求められています。
施策の展開
1 適正受診の推進
主な取組
- 健康教育・相談等あらゆる機会を捉え、かかりつけ医の推奨や適正受診についての啓発・普及を進めます。
主な事業
特定健診・特定保健指導事業、成人保健活動事業
目標値
2 医療費の適正化の推進
主な取組
- ジェネリック医薬品を奨励します。
- 特定健診・特定保健指導による生活習慣病の予防・重症化の予防を図ります。
主な事業
特定健診・特定保健指導事業、国保保健指導事業
目標値

新発田地区救急診療所・休日救急歯科診療所

国民健康保険 特定保健指導