2 健康・医療・福祉
施策5 障がい者・障がい児福祉
施策の基本方針
障がい者・障がい児が住み慣れた地域で自立した生活が送れるまち
相談窓口や支援体制の見直し等により、障がい者・障がい児とその家族を取り巻く環境の向上を図り、住み慣れた地域で自立した生活ができるまちを目指します。
現状
- 障がい者・障がい児が、地域で自立した生活が送れるよう、人工透析患者への福祉タクシー利用券の追加交付や、必要とする援助を受けやすくするためのヘルプカードの配布等を行っています。
- 障がい者の社会参加を促すため、就労機会の確保に向けた就職面接会や、障がいへの理解促進を目的とした講演会等を毎年開催してきました。
- 障がい者差別を解消するため、「新発田市障害者差別解消支援地域協議会」を設置し、障がい者団体等と情報共有を図るとともに、「新発田市手話言語の普及等に関する条例」を制定し、手話やろう者等への理解を深める活動を推進しています。
- 障がいの種別や多様な利用者ニーズに応じた、切れ目のない質の高いサービスを提供するため、新発田市障がい者基幹相談支援センターを開設し、相談窓口の一本化と地域の相談機関との連携強化を図っています。
関連する個別計画・条例
- 新発田市障がい者計画
- 新発田市障がい福祉計画
- 新発田市障がい児福祉計画
- 新発田市手話言語の普及等に関する条例
課題
- 放課後等デイサービスやグループホーム等の障害福祉施設は、利用ニーズが徐々に増えているため、さらなる施設整備が必要です。
- 障がい者・障がい児の社会参加の促進が求められていることから、就労機会の確保や相談体制の強化等の支援のほか、障がいへの市民の理解促進に向けた啓発が必要です。
- 成年後見制度への相談・申請件数は増加しており、利用促進に向けた取組の効果は徐々に表れていることから、同制度の利用拡大を図るため、さらなる普及促進を行うとともに、今後は後見人の担い手の確保に向けた取組も必要です。

手話をテーマにした障がい者理解促進講演会
施策の展開
1 総合的、専門的な相談支援の実施
主な取組
- 新発田市障がい者基幹相談支援センターの開設により、障がい者・障がい児の生活に関する相談窓口を一本化し、切れ目のない総合的・専門的な相談支援を行います。
- 関係機関とのネットワーク構築と連携強化により、地域の相談支援体制の強化を図ります。
- 保健所や圏域障害者相談支援センターと連携した事業の推進や体制整備に係るコーディネートにより、地域への定着を促進します。
- 成年後見人制度の利用により、障がい者の権利支援や虐待、差別への対応を行います。
主な事業
障害者地域生活支援事業
目標値
2 計画の策定や条例の制定による支援施策の推進
主な取組
- 新発田市障がい者計画等に基づいた各種支援施策を実施し、障がい者の自立や社会参加を促進するとともに、支援を提供するための体制の確保を図ります。
- 「新発田市手話言語の普及等に関する条例」により、手話への理解の促進及び手話の普及に関する施策をはじめ、各種施策を推進します。
主な事業
障がい者計画・障がい福祉計画策定事業、意思疎通支援事業
目標値
3 成年後見制度の普及啓発・利用促進
主な取組
- 成年後見制度に関する相談を受け付けるとともに、新発田市社会福祉協議会等関係機関との連携により、法人後見・市民後見人の活動に必要な支援を行います。
- 成年後見制度及び法人後見・市民後見人が認知されるよう効果的な広報を行い、周知を図ります。
主な事業
新発田市成年後見制度利用支援事業
目標値