2 健康・医療・福祉
施策6 高齢者福祉
施策の基本方針
高齢者がいきいきと暮らし続けられる健康長寿のまち
高齢者が生きがいを持ち、安心して暮らし続けられる健康長寿のまちを目指し、高齢者の社会参加や生活支援、認知症高齢者支援、介護予防活動等を推進します。
現状
- 住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、「住まい」を中心として、「医療」、「介護」、「予防」、「生活支援」が提供される地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいます。
- 広報やホームページ、講演会の開催などを通じて、介護予防の普及啓発や地域の支え合いの体制づくりを推進するとともに、高齢者の生きがいづくりや就労支援に努めています。
- 認知症高齢者とその家族を地域で支えていくため、普及啓発や市民ボランティアの育成を行うとともに、高齢者見守り事業等による早期発見・早期対応、成年後見制度等を活用した権利擁護に取り組んでいます。
- 平成28年度から地域が主体的に活動する「ときめき週1クラブ※1」を立ち上げ、継続的に支援(78団体(令和元年12月末現在)が活動)するほか、介護予防サポーターの人材育成に取り組んでいます。
関連する個別計画・条例
- 新発田市健康長寿アクティブプラン
- 新発田市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画
- 第2期新発田市地域福祉(活動)計画
※1 ときめき週1クラブ:公会堂等に地域の方々が集まり、週1回、市オリジナル「しばた・ときめき体操」を取り入れた地域(住民)主体の通いの場
課題
- 高齢者が、社会や地域との関わりや役割を持ち続けるため、豊富な経験や知識を活かし、趣味、就労、ボランティアなどへの幅広い社会参加を支援するための環境整備が必要です。
- 高齢化に伴い、買い物や受診などの生活支援を必要としている高齢者も多く存在することから、地域の支え合いや、助け合いの仕組みづくりが必要とされています。
- 身寄りのない一人暮らし高齢者の増加や高齢者虐待などの相談業務の増加により、地域包括支援センターの体制強化が求められており、質・量ともにマンパワーの確保が必要です。
- 団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年問題※2に備え、医療・介護の連携を強化し、介護職の医療対応力を向上するための取組が必要です。
- 認知症患者が増加しているため、「認知症は他人ごとではない」という意識を高め、見守り・早期発見・早期対応を推進するほか、認知症高齢者やその家族への充実した支援体制が必要です。
- 高齢者の介護予防等を通じて人と人とのつながりある地域づくりを推進するため、地域の主体的な活動を充実させる継続的な支援が必要です。

「ときめき週1クラブ」の体操の様子
※2 2025年問題:団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障費の増大が懸念される問題
施策の展開
1 高齢者の社会参加の推進
主な取組
- 健康長寿アクティブ交流センターを拠点に、趣味、就労、ボランティアなどの社会参加を支援するなど、高齢者の生きがいづくりを推進します。
主な事業
地域ふれあいルーム事業、老人クラブ支援事業、シルバー元気事業、シルバー人材センター支援事業、敬老会開催事業
目標値
2 高齢者の生活支援の推進
主な取組
- 一人暮らし高齢者等の在宅生活を支援するとともに、地域による住民主体の支え合いの仕組みづくりを構築します。
主な事業
生活支援体制整備事業、成年後見制度利用支援事業、高齢者現況調査、緊急通報装置設置事業、高齢者在宅支援事業、地域包括支援センター運営事業、在宅医療・介護連携推進事業
目標値
3 認知症高齢者支援の推進
主な取組
- 啓発活動等により、認知症への理解を促進するとともに、認知症の段階に応じた適切な支援と介護する家族への支援を行います。
- 成年後見制度の周知等により、認知症の人の尊厳の保持・権利擁護を図ります。
主な事業
認知症総合支援事業、認知症高齢者支援事業、成年後見制度利用支援事業、地域包括支援センター運営事業、在宅医療・介護連携推進事業
目標値
4 介護予防活動の推進
主な取組
- 自立した生活を送るため、介護予防の普及啓発を行うとともに、地域が主体的に介護予防に取り組めるよう、全市的に「ときめき週1クラブ」を立ち上げ、継続的な支援等を行います。
主な事業
一般介護予防事業(ときめき週1クラブ、介護予防講演会、忘れん・転ばんサポーター育成)
目標値